Words

『ロックで独立する方法』著・忌野清志郎

この本との出会いは突然だった。

 

もともと忌野清志郎(これから先は清志郎さんと呼ばせていただく)も、RCサクセションも母の影響で大好きだった。

同年代の周りの子達と比べれば 曲から映画まで、清志郎さんの精神が息づく作品にはそれなりに多く触れてきた方だと思う。

 

あの破天荒な感じと

でもいつでもナチュラルな感じ

しかし圧倒的なカリスマ性の

ある臭いのする清志郎さんは

完全に「憧れ」だった。

 

Honokaが選ぶ「あんな大人になりたいランキング」必ず上位入選。

 

かと言って、清志郎さんの誕生日も命日も即答できるわけではないし

清志郎さんグッズが家にたくさん並んでいるわけでもない。

ハートのエースのデザインがかわいいレコードも、昔お母さんは捨てちゃったって。

 

でもその名前を聞けば、なんかときめいてしまう、そんな存在。

 

清志郎さんが亡くなって、ちょうど10年が経とうとしていた2019年4月の後半。

(そんなこともこの本『ロックで独立する方法』を読んだ後に知ったんだけど)

Instagramでランチの場所を探していたら、代々木上原にある社食堂というお店で、清志郎さんの写真展が行われているという情報を見つけた。

 

なんだか(いや、多分、清志郎さんがモデルだから)その写真をすごく見てみたくなった。なんかピン!ときた。行かなきゃって。

 

社食堂での出会い

代々木上原駅から徒歩10分程度。

確かちょっと汗ばむ陽気の日で、意外と遠いなぁなんて思いながら清志郎さんの写真を目指して歩いていた。

 

半地下の建築会社のオフィスに併設されているカフェ・社食堂の奥は本がずらりと並んでいて

そこのエリアの壁に清志郎さんの写真が飾られていた。

 

まるで、ついさっき撮られた写真かのように。

清志郎さんが生きていた。

 

そこにいたのは「忌野清志郎」の重みある歴史を顔に写しながらも「栗原清」であるような気もした。

どこまでもナチュラルだった。

めちゃめちゃすごいロックスターなのに。

 

いつまでも「少年」が息づいている清志郎さんの姿にときめいた。

 

そうそう。その写真たちの下に、デザイン系の書籍や写真集と混ざって、この『ロックで独立する方法』が並んでいたんだった。

 

この写真の展示は、『ロックで独立する方法』のリリースを記念して行われていたものだったらしい。

 

言ってしまえば、そんなザ☆宣伝の展示にノコノコとやてきて、「いい写真だな〜」とそれにつられてホイホイと本を購入したんだ、わたしは。

 

この写真展の企画者さんの思うツボだな。

 

秒で読める

その日の帰り道から、ちょっとずつ読み始めた。

いや、ちょっとずつ読みたかったんだけど、面白すぎて秒で読んでしまった。

時間さえあれば1日で読んじゃうな。これ。

 

内容は…(完全にワタクシゴトとして書かせていただく)

芸術・自分のセンスや才能・スキルを売り物として生きていこうと思っている身としては突き刺さる、そして、とにかく動きだしたくなる言葉ばかりが詰め込まれていた。

 

次から次と出て来るパンチラインの数々。

(※パンチラインってのはHIPHOP用語で、決め台詞みたいな、くらった〜ってなる1文のことね)

 

わたしと同じく、自分の腕で生きていこうとしている、同年代に読んでほしい本2019、No.1の本に決定。(まだ2019始折り返し地点だけど)。

 

きっと、ものを作る・自分の力で道を切り開こうとする人の、様々なシーン・段階で心に蘇りパワーをくれる言葉と出会える本だと思う。

きっと清志郎さんは、私たちみたいな人(20代そこらの、夢と現実の間でくすぶっているような人)に、この言葉たちを残したかったんじゃないかな、なんて思ったりもした。

 

清志郎さんらしい言葉が並ぶ喋り口調の文章だから、秒で読めるけど、その言葉を受け取った時の感情はいつまでたってもきっと残るはず。

 

そしてこの本を読んで、こんな大人になりたいランキングの清志郎さんのランキングが3つUPした。

(すみません。なかなか失礼だよな)

 

おまけ

そういえば、本をレジに持って言った時、お会計をしてくれた40代くらいの女性が

「清志郎さん好きなんですか?」と話しかけてくれた。

その女性は清志郎さんと学校が同じで、清志郎さんは先輩だったらしい。

確か中学の文化祭に清志郎さんを呼んだけど、パフォーマンス中に体育館のステージの床が抜けて、それ以来、文化祭には出てくれなくなったとか…(笑)。後にも先にも、その1回きりだったらしい。理由は、床が抜けたことなのか、単純にスケジュールが合わなかっただけなのかはわからないけど。

わたしも1回、体育館で清志郎さんのライブ見てみたかったぜ。

愛し合ってるかい?

それに、もっと同じ時代を生きて、もっといろんなことを肌で清志郎さんから学びたかった。

でももうそんなこと言っても仕方ないので、この清志郎さんが残してくれた『ロックで独立する方法』を、時々…何度も…読み返したいと思う。

なんならまだ見ぬ自分の子供にも読んでほしい。というか、寝かせる時の読み聞かせはこの本にしようかな。英才教育だね。

 

なんて冗談はさておき、最後はやっぱりこの言葉でしょう。

清志郎さん、愛してます。

愛し合ってます。べいべ。

 

 

 

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